セルタの選手を紹介しよーかい! ピオーネ・シスト編
セルタ選手紹介 ピオーネ・シスト編
セルタのアイドル!シストちゃんへの愛が止まらない!
満面の笑み!
ピオーネ・シスト
筆者推しの選手。今は南スーダンのカンパラ生まれ、デンマーク育ちの快速ウィンガー。代表はデンマークを選び、ロシアW杯も4試合に出場。
両親がアフリカ出身である事もあり、手足の長さと身体能力を生かしたドリブルが特徴。デンマークにはまず居ないタイプなので、代表では重宝されている。
前所属のミッティランではリーグ優勝の原動力に。落ち目のファン・ハールのマンUをでEL敗退に追い込んだ事でも有名。完全にトドメを刺した。
一時期はアーセナルの獲得リストにも載ってたとか。
のちのチームメイトになるロボツカとの対決。
16/17シーズンにシティへ移籍してしまったノリートの代わりとしてデンマークリーグのミッティランから加入。実は1年前からずっとラブコールを送っていたらしい。
以来、左サイドの切り札()として活躍している。個性が強く、可愛いプレーも多いので筆者はちゃん付けで呼んでいる。セルタのアイドル的存在。
フードを被るのが好き。
年々プレーが変化しているので年を追って解説したい。
ピオーネ・シストVer1.0
最初は右サイドでの起用も多かった。しかし、ボンゴンダがやっぱり縦にしか抜けない事が分かると左サイドでの起用も増えていく。
ポジションは常にタッチラインに吸い込まれていく。
そして、とにかくドリブルで相手をブチ抜きまくる。ボディフェイントと切り返しでサイドをえぐり、又抜きで中に切りこんでくる
。
初ゴールはエスパニョール戦。中盤の底でボールを奪うと80メートルを一人で独走しゴール。周りの味方はシュートするまでは唖然というか、呆然。なんでパス出さないねんと言った感じだった笑
Golazo de Pione Sisto (0-2) RCD Espanyol vs Celta de Vigo
アスパスはボールくれのアピールwww(You Tubeのページに飛ぶと見られます。)
守備はもっぱら出来ないが、ホームのバルサ戦で裏抜けからゴールを決めるなど個人技でゴールを奪ってくれるのはありがたかった。
相手の逆を突き、又抜きをかましたかと思うと、次のプレーでトラップミスなどということがしょっちゅうあった。この試合中に調子がコロコロ変わるという謎の特性を見せつけ、全リーガファンの注目を集める。
個性が強すぎて友達も少なかったと思われる。同郷の先輩、ヴァスにさえ冷たく当たられることもw
ピオーネ・シストVer.1.1
シーズンも後半戦。ELも国王杯も何とか勝ち残り史上最高のシーズンが見えてきた。
ベリッソから信頼を得たシストちゃんは味方にパスをする事を生半可に覚えた。
ドリブルで突破出来ないや、ジョニーさんあげるよ(・∀・)ポイッ
みたいなSBに投げやりなバックパス…
あと、プレスも頑張ってかけるように。
EL準決勝ではモウリーニョのマンUと対戦。またもマンUの息の根をシストちゃんが止めてくれるのか!?とごく一部で期待の声が上がったが叶わず。ホントに惜しかった…
代表にも定着するように。
先輩にはいじられ、
ときどき煽る。
ピオーネ・シストVer2.0
ベリッソが退任して、プリメーラの監督初挑戦のウンスエが就任。
先日のW杯でも大活躍だったイルビング・ロサノの獲得がほぼ決まりだったものの、何故かエムレモルにすり替わるという悲劇が発生。
セルタで得をしたのはシストちゃんだけだと思われる。
ウンスエのポジショナルプレーを導入したサッカーでシストちゃんは躍動。
攻撃ではサイドから中に入り、ハーフスペースでボールを受ける役割や、カウンター時にチームで作り出したアイソレーションの状況下で相手DFと一対一を任されるなど戦術の肝だった。(要は遅攻時は攻撃の起点に、速攻時はフィニッシャーの役割である。)
守備面でもファーストディフェンスのプレスだけでなく、リトリート時にSBの外のレーンをカバーする役割を与えられた。
テキトーマークでクロスを簡単にあげられたり、CBがオフサイドトラップを仕掛けたらシストちゃんだけ残ってて失敗したり…と、ひっちゃかめっちゃかやってくれた笑笑
もちろん左サイドは相手から見たらただの穴であり、集中攻撃をシーズン通して受け続け、左SBジョニーは過労死寸前まで追い込まれた()
それでも守備意識、技術ともに向上が見られ、プレスやトランジションはかなり良くなったと思われる。身体能力を生かしてこぼれ玉に激走し、マイボールにする事もしばしば。
ただ、相手から対策を打たれる事が多くドリブル突破回数は減った。(それでもリーグ3位なのだがw)
特に縦への突破はマークが厳しくなり、カニ歩きが多くなった。また守備に奔走し、より低い位置でのドリブルも多くなってしまった。
しかし、シストちゃんはここで意外な才能を見せる。
DF)へへーん、縦切って横に誘導すれば何も出来んだろ!こっちは2対1で対応してるんだゾォ!
シスト)甘いっッ!ビシッ(対角クロス)
そう、カットインからの対角クロスである。シストちゃんの回転の良くかかったキレイな弾道のボールは、味方にドンピシャで合うのである。
新加入のマキゴメのヘディングと相性バッチリでアシストを量産。一時期はメッシとアシストランキングを争っていた。
また右SBのカピタンの調子が上がってくると、マキゴメを囮にしてカピタンのオーバーラップへのサイドチェンジ、からーのぉー、折り返しをアスパス!などなど破壊力満点の攻撃を繰り出すように。
ところでこの前、とある本で偶然見つけたのだが、シストちゃんの前所属ミッティランでは最新の撮影機材を使って選手の蹴ったボールの回転数を測り、アドバイスとトレーニングに活かしているそうである。
もしかしたらシストちゃんのサイドチェンジは、この訓練の賜物かもしれない。
(もしくは頭の中で流体力学の方程式を瞬間的に解いて弾道計算をしている可能性も…無いな。)
シストちゃんVer.2.1
しかしこのサイドチェンジも対策を打たれるようになってしまった。
カットインした時にターゲットであるマキゴメのマークに付いているCBが超警戒するようになってしまったのである。
自然とカピタンへのサイドチェンジが多くなっていった。
ドリブルも2対1で徹底マークされ、相手は奪ってからのトランジションでカウンターを狙って来るように。ますます縦に抜く事が難しくなってきた。
守備のタスクも重くなってしまい、前半でガス欠→後半開始直後にモルと交代という場面も増えていった。
セルタではやや壁にぶつかった後半戦。
一方、初見が相手の代表では存在感を発揮。
ミッティラン時代からの得意技、サイドを大きくえぐって、又抜きで入れ替わる技術が火を噴いた。
ピオーネ・シストVer3.0(仮)
裸足も好き。ってか大事な初戦前にくつろぎすぎだろ!www
無事にロシアW杯にも選出。全試合に出場した。
代表では専らサイドを張っていたのだが、W杯では変化。より中に絞ってハーフスペース攻略に力を入れていた。
しかし、そのスペースは大エース、エリクセンも使いたい場所であり、やや渋滞気味に。シストちゃんが相手のSBを中へ釣り出し、空いたスペースをSBがオーバーラップするように設計されていたが、肝心のSBは攻撃が余り上手では無かった…
逆サイドにポウルセンなどなど、長身のストライカーが揃っているので、普通に対角クロスを上げさせまくった方が強かったに違いない。
エリクセンもややプレーし辛そうだったw
さらにシストちゃんは守備はもちろん、ビルドアップの補助にまで奔走していたので、攻撃に集中出来なかった。
タスク過多とチームの歪な設計により、本来の姿を見せずに終わってしまったように感じた。
カタール大会でも期待。
んな訳で初めてのW杯はチームは一次予選突破、ベスト8まであと少しというものだったが、本人としては悔いの残るものに。
活躍次第ではビッククラブへのステップアップもあると注目されていた割には、残念な結果だったと思う。
プレーシーズンは、その悔しさをバネにノリートを彷彿とさせるカットインからのゴラッソを決めていた。
シュートが威力系よりもコース系だったシストちゃんの弱点として、ミドルシュートが少ない事が挙げられる。しかし至って真面目で素直な性格なので、今年はそこにも取り組んでくれそうである。
ファーストプレスも、剥がされたら次にどこへマークに行ったら良いのか理解するようになった。
また今年もブファルという強力なライバルが現れたが、なんやかんや言ってスタメンに収まってしまいそう。
最近はチームメイトともすっかり仲が良くなった。
一方でマイペースな一面も笑笑
そして、本人以上にマイペースな親御さんっ!
https://qoly.jp/2014/12/16/denmark-startlet-pione-sisto-parents-singing-danceing-sons-press-meeting
(デンマークU-21代表に選ばれた時に突然親が乱入。白塗りで踊り始めたw)
リンク先に動画もありますw
皆さんも暖かく彼の成長を見守っていて下さいませ(〃ω〃)
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
次回は選手紹介編もラスト! CF編です!