Celtaの通信簿 19/20シーズン FW編
過密日程を戦った、リーガファンのみなさん、今シーズンもお疲れ様でした!セルタは大分モタつきましたが、なんとか今年も残留!!目標を辛くも達成することが出来ました笑
冬に振り返れなかったFW陣から!(あれ、去年もこのパターンだった気が・・・w)
ピオーネ・シスト
夏に1000万€で待遇面も良いプレミアからのオファーを受け取っていたにも関わらず、まさかの本人が拒否!w
昨年売り損なって、もう去年ほどの好オファーはないだろう…と思っていた所に拒否なので一部ファンからは大バッシングだったw
おかげ様でお金が工面出来ず、夏に新しいウィンガーは到着しなかったw
そういった流れもあってエスクリバ期は干されていた。実際、出場してもロストしてばかりであり、悪目立ちばかりしていた印象。
突如として状況が変わったのはガルシアに監督が変わってから。初陣のバルセロナ戦でアスパスの相方に据えられるとソコソコのパフォーマンスを発揮。しっかりサイドに張って、裏抜けを試みる動きは評価に値した。次戦のビジャレアル戦では久しぶりのゴールを記録。それ以降も悪くないパフォーマンスを見せており一時期の絶不調は抜けた。なんだかんだ言って渋といw
デニスやラフィーニャの加入によってか、彼らが見せるようなDFに正対して選択肢を突きつけるようなプレーを学んだのが好印象。今まではボールにチャレンジされるのを嫌がって無理やり背負ったプレーしか出来なくなっていた事が改善された。また小さいモーションでヌルッと反転して、サイドをぶち抜くドリブルを連発。カットイン以外も警戒せねばならない、相手からしたら嫌らしい選手になった。
象徴的なシーンはやはりセビージャ戦の決勝点であろう。どしゃ降りのなか、針の穴を射抜くゴールでバライードスを最高潮まで盛り上げた。
しかし、エイバル戦の後半、好プレーを連発していたものの守備時の動きを懸念され途中交代に。納得できない様子でベンチへ下がり、オスカルとの衝突が報道された。(その後、みんなに夕食をおごって仲直り。)
さらに、コロナ中断中にデンマークへ事後報告で帰国。数千kmの道のりを妹と一緒に陸路で爆走。事情が事情ということもあってキツイお咎めはなかったものの物議をかもした。日本でも報道されていたのでご存知の方も多いだろう。
シスト一家は元々難民であり、壮絶な逃避行と家族離散の危機を乗り越えた先にピオーネが生まれたということもある。プロ意識の欠如、と言われても仕方がない部分もあるが、彼にとって家族の絆が何よりも大事なのかもしれないと筆者は感じた。
中断後のビジャレアル戦では途中出場も、まずいロストから決勝点を献上。ノリート加入もあってその後も出番はなかった・・・と思われたが怪我人続出&ノリート出場停止で運命の最終節にてスタメン出場。相変わらずボールサイドに釣られる守備とリトリート時の5バック化は目も当てられなかったが、果敢にシュートを狙い惜しい突破もみられた。(さすがにMOMに選んでるのは頭オカシイと思ったがw)
ベンチに下がった後、泣いていた模様( ;∀;)
仲の良いブライスが慰めているシーンは筆者の胸を打った。個人的には今シーズンの中でも指折りのハイライト。
加入初年度の伝説の60m独走ゴラッソの舞台となったブタルケでの最終戦であったことも、何かの因果を感じずにはいられなかった筆者なのであった・・・泣
来シーズン末が契約期限であり、そろそろ売りに出されてしまうと思われる。( ;∀;)
去就に注目。
ガブリエル・”トロ”・フェルナンデス
マキゴメの後釜として取ってきたウルグアイ人。ホントは昨冬に加入が決まっていたが、ウルグアイで重大な交通事故を起こし国外に出られなかった。どこぞの某自動車会社会長のGさんとは違い国内に留まり、ウルグアイで処分が決まるまで加入が遅れた。
何でも相手方が現在も植物状態であり、結構やばい。70万€の罰金を支払ったようだが、被害者の父親は怒っており後味の悪い幕切れとなった。
加入当初はそのゴタゴタもあって全く調子が上がらず。胃腸炎などで離脱を繰り返し、ウルグアイに帰らざるを得ない事もあった。
チームの戦術にもフィットせず、結局1ゴール。
しかし唯一のゴールだったバレンシア戦では決勝点を記録。ヒールでの鮮やかなものだった。惜しい場面はちょいちょいあるのでポテンシャルは高い事が伺える。
マキゴメほどでは無いが、無理めなボールを収めてくれる。マキゴメに頼りっきりだった前線のターゲットになれる可能性はある。マキゴメより機動力が高いのも魅力。プレスのかけ方が甘いのは気になるが、出場時間が延びれば活躍し始めるかもしれない。と冬の時期は思っていたがその後も大きな改善は見られなかった。
エイバル戦の終盤や最終節でもあと少しでゴールというシーンがあったが押し込めなかった・・・さらにレバンテ戦ではノリートのシュートコースを横切ったとして謎のオフサイドを取られる顛末。流石に可哀想というか、天罰が下ったというか・・・
結構、彼がフィットしなかったのは今シーズンの低迷の大きな原因であると思われる。
交通事故の事もあり、めっちゃ人相が悪く見えるが笑うと愛嬌があったりする笑
シストちゃんと仲が良い様子。
ファン・エルナンデス
去年カディスにレンタルされたものの、膝の靭帯をやってしまい戻ってきた若武者。一昨年のBチームの得点王である。
結局、復帰まで14ヶ月かかってしまい夏にレンタルに出せなかった。仕方がないのでトップチーム登録に。
しかし復帰戦&トップチームデビュー戦のコパでドブレーテ。勝利に貢献した。前線に怪我人がちょいちょい出る事もあって、リーグ戦でも後半途中出場するようになった。
冬にルーゴ等、セグンダのチームに貸し出されるのが既定路線とされていた。しかし、逆転でチームに残留。確かに後半途中から下手にシストちゃん出すより仕事をしそうな匂いはあった()
後半戦でもちょくちょく試合に出るが、消えてしまう場面が多かった。オサスナ戦ではここでファンにパスが出てれば!!というシーンもあったがボールは来ず。大変悔しそうにしていた。
多分、セグンダAのクラブか昇格組などに放流される予定。怪我せずに頑張って欲しい。
クラウディオ・ボーヴュ
夏に移籍が拗れてしっかり干されていた。おまけに怪我までしていた()
しかし本人は至って元気で、よくツイートしているのを見かける。
愛称とされているAirより更に透明な空気に近づいていた。冬に移籍に出して少しでも移籍金を回収したい。リーグアン方面からのオファーがあるとかないとか。
結局、契約解除でデポルに移籍。取ってくるのに750万€かかって、過去のレンタル料50万€しか儲けが無かったので700万€損でしたね・・・orz
デポルでの活躍は不明()
降格の一因になっていた可能性も全然あると筆者は想像している。
フョードル・スモロフ
冬にロコモーティフ・モスクワからやって来たロシア代表CF。ロシアリーグで得点王も取っており、今季はCLにも出てた実力者。
筆者的にはにELの対戦時にクラスノダールのエースとして対峙したイメージが強い。過去に倒した悪役がピンチの時に駆け付けてくるジャンプ的展開で、胸アツではあった。
ロシアリーグは長いウィンターブレイクに入っていたこともあって様子を見ながらの起用であったが、ボールの収めどころとして貢献。チームの抱えていた攻撃面の停滞に風穴を開けてくれた。
コロナ中断中は自家用ジェットでロシアに無断帰国。ガールフレンドがエリツィン元大統領の孫娘ということもあってVIP待遇で帰国した()
特徴は抑えの利いたシュートと、破壊力重視の無回転のシュート。今季の2得点はどちらも抑えの利いた流し込むようなシュートであったが、時折見せる豪快に振りぬくシュートも可能性を感じさせるものがあった。
サイドに流れた時のプレーが苦手でドリブルしても相手に取られてしまうことが多かったが、中央でのポストと裏抜けは相手に十分圧力をかけることができた。質の良くないロングボールを蹴らざるを得ないチーム編成の中、ボール回収と深みを取ることに精をだしてくれた。
通算2ゴールと控えめな数字であったものの、内訳はマドリーとバルサに対して1点ずつというもの。重要な引き分けに貢献してくれた。
バルサ戦ではアスパスと、お互いにパスだせよ!というシーンがありTLを沸かせたw
一時は買い取りに積極的な動きを見せていたが、ローンを組むときに決定を急いだため買取価格が高かった。一転してそのままお別れと思われる。
刺青がスゴイ。
続く!!