とあるセルティスタの落書き帳

サッカークラブ、Celta de Vigoについて書きたいことをノホホンと書いていくブログです。管理人は多忙(怠惰)のため、基本的に気が向いた時に集中更新になると思います笑 カードゲームGwentについてもチマチマ書いていきます(´ω`*)

¡Hala Celta!

セルティスタ 兼 Gwentエンジョイ勢のブログ

Celtaの通信簿 19/20シーズン MF編

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選手の振り返りも、これで最後!

最後は華々しいメンツが揃っていた中盤の人々を振り返ります!

 

 

 

フラン・ベルトラン

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 ロボツカの移籍により一気に重要度が増した、ラ・ロハを担っていくであろうピボーテ。オカイとのコンビはセルタの鉄板となった。

  オカイと組むことが多くなったことによってよりインテリオールに近い仕事を託されるように。これはチームにとって良い方向に働いた。ロボツカだとどうしてもファイナルサードでの働きが詰まり気味であった。しかしベルトランは持ち前の運動量に加え、ボールのないところでのランが良いため、敵陣をひっかき回してくれた。右サイドを幅を取る選手と連携して崩す動きは特に見事だったと思う。一方でサイドで抜け出しても、クロスが上がり切らなかったり、ブロックされてしまう場面も。ぜひこの部分のクオリティは来季伸ばしてもらいたい。幸いにもファーストタッチのセンスはバツグンなので、コツをつかめればアシストも自然についてくるのではないだろうか?

 もちろん本来のピボーテとしての働きも健在。相手のプレスをターンでいなし、的確にボールを捌いてくれた。さらにリトリート時にサイドチェンジを出された時のスライドの対応は凄かった。見てるコッチが涙がちょちょぎれそうになるほど懸命に走り、なんとか穴を作るまいと奮闘してくれた。さすがにシーズン終盤は足が回らなくなっていたが、それでも最終節まで立派に走り切った。

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今季も1ゴールを記録。ブライスの高速クロスに足を出したら良い感じにループシュートとなりゴラッソ。名手オブラクも(そして本人も)驚きを隠せなかったwww

 

相変わらずのクソリプ芸といい、憎めないキャラなので、これからも愛でていきたい笑

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オカイ・ヨクシュル

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セルタに欠かせない存在になった方のトルコ人。気のせいかな、もう一人トルコ代表がいたような・・・ウッ、頭が・・・・・・

後半戦では攻撃面でも成長。カウンター時など自分が前に出られる場面ではボールを積極的に前進。器用なことが出来るわけではないが、攻撃のスピードを緩めず、味方の上りを誘うキープは大変助かる場面が多かった。また、鋭いミドルシュートを良いコースに打つ場面も。セルタに加入したころに比べ、全体的に一つ選手としてのステップを上がった印象。

相変わらず中盤の負荷は軽くならないが、運動量と気合でカバー() 特に高さという面ではオカイに頼り切っており彼が居なくなると途端に中盤が頼りなくなってしまう笑

 時々コンディション不良や怪我が疑われる場面が見られるが、あれだけ酷使してよくもってる方だとは思うw

 

相変わらず代理人がよくごねているが、今のところ移籍について具体的なオファーはなし。高額なオファーが舞い込めばセルタは聞き入れる用意があるよう。果たしてこの重苦しいオフシーズンに大金はたくチームは現れるだろうか?

 

すっかり高校球児のような丸刈りが定着してしまったが、個人的には髪が長いオカイの方が好き()

 

フィリップ・ブラダリッチ

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長身のクロアチア代表MF。オカイのバックアップとして冬に取ってきた。

セビージャ戦で途中出場すると、まずまずの出来を披露。彼がいることで積極的にオカイが前に出ることが出来るようになり、シストちゃんの決勝点に繋がった。

その後も悪くないプレーを見せるも、レガネスとの大一番で前半に早々と一発レッド。緊迫した試合で緊張していたのか危ないタックルを見舞ってしまい、かなり残念がっていた。その後、スタンドで祈るような表情でピッチを見つめる姿が抜かれていた。その後、試合はアスパスの得点で勝利。きっと神の威光にふれた彼は試合後に最大限の感謝を伝えたであろうw

プレースタイルはオカイを更に守備的にしたような感じ。堅実なプレーが光った。時折センスの良い縦パスを繰り出すが、攻撃面では前に出たのは良いものの孤立してしまう場面も。オカイの1シーズン目の前半をみているようであった笑 組み立て時の特徴としてはオカイよりショートパス多めかもしれない。

 

コロナ禍で家族と離れ離れに。再会時の息子さんの抱きつきようは感動的だった。本人はいたくビーゴが気に入ったようだが、買取の優先度は低い。また何かの縁があったら、ぜひおいでませ笑

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 この人も中断期間中に丸坊主になってた。やはり髪を外で切れなかったからだろうか?

 

パぺ・シェイク・ディオプ

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やはり前半戦の悪いイメージが先行し、出場機会が限られてしまう結果となった。再開後の初戦のビジャレアル戦では先発出場したが、やはり狭いスペースでのボール循環が苦手という事で明らかに狙われてしまっていた。サイドを封鎖してパペ君に戻させれば、刈りとるチャンスor攻撃の停滞を誘発出来るので格好の餌食となってしまっていた。カード枚数が溜まっていた事もあって、その後も途中出場は殆ど無かった。先発陣が怪我した時の最終手段として手元に残しておきたかったのだろう。

最終節で累積停止の影響が少ない事もあってか、ようやく途中出場。終盤のスペースが有る状態では、そこそこボールを捌けるしセカンドボールの回収率は目を見張るものがあった。

 
正直、今季のセルタのチームとはスタイルが合わなかったかなと…リヨンに戻りディジョンへのレンタルが決まっている。再起をかけてフランスで頑張ってほしい。ディジョンがどんなサッカーをするのかよく分からないが、カウンターの撃ち合い上等、オープンな展開を好むサッカーであれば先発でも輝く可能性はあると思う。

 
久々の故郷でのサッカーライフを楽しんでいた模様。SNSの更新もマメでカッコいいポスターをよく投稿してくれてた笑 そして元から坊主。

 

ラフィーニャ

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後半戦のみで見るなら間違いなくMVPの活躍をしていた。心配された怪我も少なく、想定していた以上の多くの試合で出場してくれた。

とにかく対面の制圧力が高く、ファールでしか止まらない場面が多かった。そのたびに苦悶の表情をあげていたので、見てるコッチが冷や冷やすることもw

特に調子が良い時はアウトサイドでフッとボールを相手に晒した後に、一気に逆を突くフェイントを披露。相手をたちまち腰砕けにしていた。さらにこのフェイントの脅威的な部分はボールを前進させるスピードが全く落ちないところであり、セルタのカウンターを支えていた。

さらに猛然とプレスバックを行い、かなり際どいタックルを見せることも。ファイト溢れる姿勢はセルタの守備陣も鼓舞。一方でカードがかさみ、最終節は累積警告で出場停止に。ちなみにコパでは延長に1発レッドでセルタの反撃ムードを枯らしてしまったw

どちらも残留には結果的には影響がなかったので、多めに見てよいかな?w

 

数字の面では4ゴール1アシストと少し物足りないものの、ボール循環や守備の面といった数字には表れない場面での活躍が大きかった。その中でアラベス戦の2ゴールは試合を決定づけるスーパーゴラッソ。ラフィーニャ自身も喜びを爆発させていた。

 

守備で穴を作らず、組み立てとフィニッシュでの貢献が大きいラフィーニャであるが、買取交渉は難航中。セルタが1600万€をポンと出せれば何も問題がないのだが、動かせるお金が少ないこともあって中々厳しい。他に早急に補強すべきポイントもあることから、難しい交渉となっている。一方でラフィーニャは幼少期の思い出のクラブでもあるセルタに相当な愛着を持ってくれており、他のオファーよりも優先させてくれるかもしれない。粘り強い交渉に期待。

 

シーズン終了後にはセルティスタに今季の不振を謝罪するツイートも。ラフィーニャが謝らんでもええんで( ;∀;)

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 バルサ戦ではネトとの「てぇてぇ」シーンも。

この人もいつの間にか丸坊主になってましたが、武蔵坊弁慶を連想しちゃうのは私だけですかね?w

 

デニス・スアレス

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今季は期待されながらも、怪我に苦しんだシーズンとなってしまった。オスカルに監督が変わったことに伴い、まさかのシストちゃんにスタメンの座を明け渡すことに。その後も怪我が続くなどコンディション不良が目立った。実は3節以降怪我を抱えながら、だましだましプレーしていたことが後に明らかになる。

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それでも好調な時のプレーは圧巻で、出場時間は短かったもののチームトップの5アシストをマーク。今季のリーガの残念イレブンに入れられてしまうこともあるが、全くそんなことはないと筆者は思っている。

特に際立ったのは、コロナ中断後のプレー。それまでの華々しいキャリアから、挫折ともいえる古巣復帰への焦り。それを受けてか、デニスのプレーは「自分がこのチームで輝くために!、自分が最も輝けるプレーを!」といった感じであった。それが中断後は「今、このチームに必要なプレーは何か、今、自分がこのチームに出来ることは何か」、といったプレーに変化したように感じた。

特に顕著だったのはアラベス戦の前半と後半の違い。前節からノリノリだったデニスは左サイドで躍動。今季の前半戦では内側に絞った状態で受け続けており、SBが上がってこないと幅不足で詰まってしまう悪癖があったが、サイドに開いた状態でも受けるように変化。長い中断明けで足首の状態が上向いていたこともあるのだろうが、サイドで外向きに反転してドリブルを仕掛けていく姿はまさにチームが必要としていたプレーだった。

その後、後半にノリートが投入されるとデニスは黒子に徹する。ノリートが空けがちなスペースを埋めつつボールがスムーズに循環するようにパスを地道に捌く。試合のテンポを落ち着けることにも一役買っていた。

このプレーをみて筆者はようやく心の底からデニスに「おかえり」という言葉を掛けられるような気がしたのである。

 

マジョルカ戦での負傷は非常に痛かったが、残留できたので問題なしということでwww

負傷による来シーズンの出遅れは心配なところではあるが、まずはしっかり治してもらいたい。フルスロットルでの実力は間違いないと確信させてくれることができたので、今シーズンはこの事実だけでも大きな収穫だと割り切りたい笑

 

デニスのインスタライブ詰め合わせ。パンケーキは冒頭です笑

中断中にはデニス流パンケーキの作り方を伝授してくれた。というのも、彼は敬虔なキリスト教徒の母親の影響もあってビーガンなのである。ぜひヘルシーな食生活を送り、デニスのようなムキムキな体を手に入れてリア充の限りを尽くしたい方は参考にしてみて欲しい笑

(このパンケーキを食べたからと言ってリア充になれなかったとしても、私は一切の責任を負いません。悪しからず。むしろなったら爆ハt・・・ry)

 

 

ブライス・メンデス

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後半戦はやや盛り返したカンテラーノ。ラフィーニャに完全に居場所を取られていたが中断後のソシエダ戦からじわじわと出場機会を増やしていった。特に最終盤は軒並み中盤の人々が怪我や疲労でコンディションを落としており、その中で活発に動き回る彼の姿は数少ない光であった。

 

1対1で決定的な仕事が出来るラフィーニャに比べると、どうしても影が薄くなってしまうが、周りの力を引き出す彼のフリーランはあると無いとでは大違いであった。積極的なシュートも魅力的で、とにかくシュートで終われないセルタの攻撃陣に良いアクセントになっていたと思う。ヌルヌル運ぶドリブルも健在。DFがなぜだか足を出せない不思議なドリブルは一見の価値がある。

またケビンとの右サイドの相性が良い。長くBチームで苦楽を共にしていただけはある。

 

ちょっぴり猫背で微妙に冴えない見た目の彼だが、心優しき一面も魅力。シストちゃんの項で紹介したシーンもそうだが、その後のロッカーでの集合写真でも彼の肩に手を添えているのが分かる。( ;∀;)

 

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髭のモジャモジャ具合が今季の苦心を表しているようだったが、今は綺麗サッパリ。懸案だった契約更新も済ませ、来季はさらなる活躍が期待される。特にラフィーニャが居なくなるかもしれない来季、彼がインテリオールの仕事をバッチリこなしてくれればセルタの新たなエースになる可能性は十分ある。

 

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編集後記

娯楽だって裏めくりゃあ 人が生きてるんだぜ~

          ---ネクライトーキー 『北上のススメ』より。 

  今年は世界情勢が不安定なこともあり、かなり変則的なシーズンとなりました。一時は本当に今シーズンを無事に締めくくることができるか心配でしたが、幸いプリメーラは全日程を消化することが出来ました。一方で3部以下は中止に迫られたことは触れておくべきですね。そのカテゴリーのファンや選手たちは辛い思いをしていることでしょう。

 中断期間を経て、いままで当たり前だった、「サッカーのある生活」がいかに恵まれたものであるか、筆者は実感させられた気がします。眠い目をこすりながら、ゴソゴソとパソコンの電源を付けると、お笑いみたいな失点を見せつけられ、アスパスにお祈りを捧げつつ、結果に一喜一憂する・・・決して精神衛生上良いものとは言えませんがね(笑) それでもこんな日常が大切だったんだなぁと、失ってみて初めて思いました笑

 

 自分の選手振り返りでは、その選手のプレーの批評だけでなく、出来るだけその選手の人間性の魅力が少しでも伝わるように書いてるつもりです笑 今回、以前よりもたくさんの方々に読んでいただいて筆者の承認欲求が十分満たされたのですが、引用リツイートの中でこんな嬉しいものがありました。

 (掲載許可いただきました、ありがとうございます笑)

自分のセルタへの愛着がすこしでも伝わったのかなと一人でニヤついてました、

(∀`*ゞ)エヘヘ

 

昨今のツイッターランド・サッカー界隈では愛のない選手批判やチーム批判で溢れかえっています。俗にいう「久保信者」や「ウイイレ民」と称されてしまっている中の一部の人々です。

彼らの存在はサッカーファンとして間違っているだとか、上っ面の知識だけで下等なファンだ、とは思いませんが愛のない発言は目に余る部分があります。

確かに推しの選手やチームが活躍出来なかったり、負けるのは悔しいですし、歯痒いです。自分ではない誰かにイライラをぶつけたくなるのも良く分かります笑 特にセルタは不甲斐ない戦いぶりを見せることがしょっちゅうですからねwww

けれどもサッカー選手だって一人の人間ですし、決して無機質なものではありません。ポンコツなミスだってするし、時にはメンタルが壊れそうなときもあるでしょう。

お金をもらっている以上、最低限のことは守ってもらいたいですが、行き過ぎた批判は禁物だと思っています。

コロナ禍では選手の人間的な部分が多く見られる場面がありました。シストちゃんやスモロフが国外逃亡を図ったことに批判が集中しましたし、さらに辛くも残留を果たしたセルタに対しては「落ちてしまえば良かったのに」などの発言も現地では目立ちました。

さらに日本でも、まるで選手や監督を物扱いするような「ゴミ」・「いらない」・「やめろ」といった発言が後を絶ちません。ゲームにのめりこもうが、日本人選手を盲目的に推そうが構いませんが、サッカー選手・監督にも生活があって、必死に生きてることを忘れてはならないと思います。

某CMではありませんが、「そこに愛はあるんか??」と尋ねたいところです。w

 

愛とお金に関しては世知辛い世の中です。それでもサッカー界がもっと愛に溢れたものになるように筆者は願っています。そして微力ながらも、そのお手伝いができたらなと考えています笑


ネクライトーキーMV「北上のススメ」

だいぶ長々と書いてしまいましたね笑 最後にコロナ中断中にハマった曲を一曲紹介します笑 それでは「もっさ」のキュートな歌声でお別れするとしましょう、ネクライトーキーで『北上のススメ』です!

またねー!

 

 

・・・

じつはもう少しだけ続くんじゃ!w

次回からのディープな「通信欄」もお楽しみに笑