とあるセルティスタの落書き帳

サッカークラブ、Celta de Vigoについて書きたいことをノホホンと書いていくブログです。管理人は多忙(怠惰)のため、基本的に気が向いた時に集中更新になると思います笑 カードゲームGwentについてもチマチマ書いていきます(´ω`*)

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セルティスタ 兼 Gwentエンジョイ勢のブログ

Celtaの通信簿 19/20 総集編 ~通信欄その2~

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さてさて、ディープに掘り下げる通信欄の2回目は、オスカルがセルタの何を変えたのか?を見ていきたいと思います。 そして今季の見どころ、開幕戦の見どころも取り上げます。

 

長いので今季の展望を知りたい方は下まで飛ばすことをお勧めします!!

 

 

 

まずはこのお二方の大変分かりやすい良記事を読んでくださると、今シーズンの流れが分かりやすいと思います笑

https://chemalog.jp/temporada2019-2020-1

019-2020-1

チェマさん

(チェマ / Chema @兼業ライター&スペイン語通訳・翻訳 / Sempre Celta (@Ichikara_Prog) | Twitter

のブログ

 

note.com

ryoさん(ryo (@ryorcrc) | Twitter)のnote

 

(リンク許可、ありがとうございます(´ω`*)、そしていつもお世話になっております!笑)

 

シーズンの流れと問題点の概要については、お二方の説明が優秀すぎるので割愛!w

 

ただ、昨シーズンのエスクリバのカウンター主体のチームはどうだったのかと9番不在問題が色濃くでた原因は少し補足しておこうかと思います。

 

オープンとクローズを上手く操る

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エスクリバのサッカーはオープンな展開にしたい区間と、完全に膠着したクローズな展開にしたい区間をくっきり分けて戦うと形容できます。抽象的過ぎてどーゆうことかさっぱり分からないかもしれませんが、頑張って説明していきます笑

 

まずは昨季後半のスタメン。4-4-2で2トップに盤石のアスパスとマキゴメ、中盤中央2枚はロボツカとオカイが担います。サイドは左がブファル、右がブライスかブデブスといった感じです。最終ラインは埋もれていたオラザを奇跡的に発掘。CBはアラウホを軸に色々試していましたが、カブラルを再起用したのは特筆すべき点です。

 

まず守備ですが、カルドーゾの採用していたハイプレスを一貫して行うことは諦め、しっかりリトリートして4-4ブロックを作ることに重きを置いています。特に中央は簡単に突破されないようにCF2枚も積極的に守備に参加されてサイドに攻撃を誘導していきます。

エスクリバにとって中央はクローズしたいエリアと言えます。

 

一方でサイドは、守備がおざなりになりやすいブファルとブデブスを同時採用する場面も。リトリートしてるため、ボールの回収地点が低くなりがちなことを推進力の高い二人を採用して補っています。

さらに相手が守備の緩いサイドを狙って人数をかけて攻撃してきた場合、一気にその隙を突いてカウンターを仕掛けることを目標にしています。

これが顕著にでたのが、ジローナ戦の1点目。

 38:50くらいから見て頂きたいです。まずジローナがセルタの右サイドに揺さぶりを掛けた後、中央に戻してやり直し。セルタの中央はがっちりと締められているので左サイドにボールを回します。

 

ここで、ブファルはかなり緩い対応(笑) 外を追い越す選手に気を取られて易々と2ライン間の選手へパスを通されてしまいます。そしてサイドの選手が追い越し、一気にクロスを上げられる場所まで進みます。ブファルは気を取られていたはずのサイドの選手を完全に放してしまっていますw 仕方ないのでロボツカが追い越した選手もケアしながら寄せに行きます笑

 

ここでオラザは釣り出されずにジッと中央で待機。

 

ロボツカの一人で2枚見る対応によって、クロスこそ出されますが質の悪いもので済みました。これをマジョがキープ。ブデブスとの連係で突破を試みますが、ジローナの寄せが早いため上手くいきそうにありません。ここでブデブスは落ち着いて、サイドのマジョではなく中央のオカイへビシッとパスを出します。

オカイはパスを受ける直前に後ろをチラッと確認、プレスが来ていることを認識して冷静にかわします。そして、アスパスへ。一気にセルタがカウンターへ移ります。

 

ここでブファルが守備でサボってた分を取り返しに来ました笑 前残り気味だったので、すぐさまアスパスのフォローへ。ジローナに左サイドを攻めさせたことで、ブファルの前にはドリブルで仕掛けるスペースが。そのままPAまで侵入し、得意のドリブルの緩急で縦に抜いてマイナスのクロス!!、アスパスが完璧に沈めて先制点ゲット。美しいカウンターでした。

 

サイドの入り口はオープンなエリアに設定しておいて、逆襲の糸口にすることをエスクリバは意識していたと思います。そのために豊富な運動量で中央とサイドの広いエリアをカバーできるロボツカとオカイが欠かせず、最後のところで守ってくれるオラザとカブラルが重宝されたとも言えますね。

 

そしてオープンな場所から好機を量産し、リードを奪うとブファルに変えてヒュルサガーやホサべドを投入してクローズなエリアへ変更先制して交代策で逃げ切るというのがエスクリバの戦略です。

 

 

 運べない!打てない!守り切れない!

さて、チームのメンツがガラッと変わった今季ですが、エスクリバは序盤の強豪連戦こそ何とかしのぎますが、その後全く勝てなくなりました。

 

原因としては3つ。

  • サイドの奥深くまでエグるシーンが減ったこと、
  • エグることができないのでアーリークロスばかりでシュートまで持って行けないこと、
  • そうして、ぐずぐずしてるうちにミスから点を取られてタイムアップを迎えていたこと、

ですw

 

ブファルが幅を取り、ボールを敵陣深くまで運んでクロスを上げる係を務めていましたがレンタル終了でプレミアへ戻ってしまいました。代わりにセルティスタ待望のデニス復帰となったわけでしたが、エスクリバは彼を上手く使いこなせませんでした。

デニス自身が3節以降は足首の怪我もあって本調子でなかったこともありますが、デニスが生きにくい構造であったことも、また確かです。

 

デニスはよりサイドから絞った位置でプレーすることが上手く、もちろんボールを前進させることも得意ですが、幅と深みを取った状態でパスを供給することでより輝くタイプです。

エスクリバはその幅取り役にSBを、深さをとる役にトロを任命しますが上手くいきません。さらに深刻だったのは、楔を最終ラインから供給できないことでした。一つ飛ばしのパスが無いので、相手FWはパスコースを切ることが非常に容易です。そのままプレス強度が上がっていくと、セルタのCBはMFとSBの介護無しにはビルドアップできなくなってしまいます。すると本来は幅を取るはずだった、SBの位置がずるずると下がっていき悪循環に陥るのです・・・。終いにはボールが供給されないことにイライラしたデニスまで下がってきてしまうことに。

 

ここで分かりやすい実例を一つ。まずはSBの幅取りが上手くいったバレンシア戦。オラザとケビンのポジションが高いことが良く分かります。

Celta vs Valencia: estadísticas y datos en directo

(下にスクロールしていただいて、Posición Mediaの項を見ていただくと良いです。

そこでFormación inicialからPosición Mediaに変更すると平均ポジションが分かります)

 

 

一方で悪かったのがエイバル戦。SBの位置も低く、オカイとロボツカのポジションも高くなくて被り気味です。

Eibar vs Celta: estadísticas y datos en directo

平均ポジションは攻めている時間と守備の時間の長さにも関係してくるので、一概に攻撃時のSBの位置が高かったかどうかを表しているとは言えませんが、この2試合に関しては試合時の見たイメージと合っているので示してみました。やはり相手に厳しいプレスをかけられるとSBが下がってしまっていたことが伺えます。

 

相手を崩すことは程遠く、とりあえず中央に引き付けたところでSBに預けてアーリークロスを送ってもらうという単調で質の悪い攻撃を繰り返すことになってしまいました。

 

さらに最悪なことに、トロのコンディションが悪いという事態も発生。本来はマキゴメ移籍に備えて、昨シーズンの冬から合流することも視野に入っていましたが本人の起こした交通事故によってウルグアイから出国不可に。

CBがどうしようも無くなったときに蹴る場所の確保としてトロを用意していたはずでしたがその役割を果たすことが出来ません。フロント的にも大きな誤算だったでしょう。

 

また先ほど説明したようにエスクリバでは中央をクローズすることに重点を置いています。そのためネガトラの安定を図るために中央のMF二人はBox内に入らないことになっています。クロスを上げる逆サイドのMFがBox内に入ることもありますが、基本的にクロスを決めるのはCF2枚に託されているのです。マキゴメがいるときはその高い打点のヘディングと良質なオフザボールの動きで(先ほど説明したジローナ戦の先制点もマキゴメは一度もボールに触れていないが非常に良い働きをしていた。詳細は割愛。)全く問題ありませんでした。

しかしトロとアスパス2枚ではアーリークロスに合わせるCFとして厳しいものがありました。ミナもスクランブルな状態から抜け出すことが上手いタイプで、自らが引き付けつつ強引にもヘディングが打てるマキゴメの代わりにはなり得なかったのです。

 

また、オラザはクロスが上手いですがグラウンダーのクロスは好みません。さらにマジョの絶不調も重なって、アーリークロスからの得点は全く効率の悪いものでした(泣)

効率が悪いなら試行回数を増やせば良いわけですが、ここでも問題が笑

デニスが生半可に守備が出来てしまうので、オープンな状況にならず試合が意図せず膠着してしまう状況があったのです。ブファルではカウンターの打ちあいに誘って刺し切る戦い方が出来ましたが、昨季のメンツはとにかくボールを持ちたい人が多い!w

エスクリバも縦の意識を強めることや、中盤の組み合わせを変えることや、干していたシストちゃんまで引っ張ってきてまで試行錯誤を繰り返しますが根本的な解決には結び付きませんでした。

 

そうこうしている間に、アイドゥーの意味不明なミスやパぺのカードトラブルなどで劣勢に陥ります。そこから交代策で試合を変えられれば、文句無しの監督といえますが現実は厳しいところ。エスクリバは交代策で試合をひっくり返す事より、試合を落ち着けるほうが得意なのも相まって、ほとんど事態は好転しませんでした。

 

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エスクリバには2の矢が用意できず、不運のショックを吸収するだけの余裕がない戦略・スカッドだったというのが前半戦の自分の感想です。

大敗こそしないものの非常にしょっぱい内容で引き分けや惜敗が多いという、セルタにふさわしくない前半戦だったと思います笑

 

オスカルがやったこと

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結局、エスクリバはべティス戦で解任。無闇にベルメホやロサダを投入してる始末でしたから、どこから見ても限界でした。

 

やって来たのはオスカル・ガルシア。初陣はいきなり古巣のバルセロナとハードモードな組み合わせでしたが、さっそく改善策を施してきます。

 

大きくは2つ。

  • 3バックにして押し込まれる展開でもSB(WB)が前のポジションを取りやすくすること。これによって劣勢時の幅不足の解消を目指しました。
  • 二つ目はCBのラインを上げ、コンパクトな陣形でもってプレスを積極的に仕掛けることでした。

CBから楔を無理に打たなくても戦えるように、ショートカウンターをより重視する戦い方へシフトすることを試みたのです。3バックはオスカルの好みでは無さそうで渋々やっていた節がありますが、格上相手に現状のスカッドで戦うには良い方法だったと思います。

 

そして、この二つを実行するためにベリッソ仕込みの前プレが一応出来るシストちゃんを抜擢し、カウンターの運び役と幅取りをフォロー。

 

スコアこそ1-4でしたが、手ごたえをさっそく掴んだ試合でした。

そして次のビジャレアル戦では3-1で快勝。その後、しばらく勝てませんがシュート数は明らかに増え、試合内容も改善していきました。

 

さらにオスカルとエスクリバでは交代カードの使い方も違いました。

エスクリバはついついスタメンの選手の良い部分を見すぎる癖があり、交代が遅れて自爆する場面が見られました。パぺのカードトラブルなどが一例ですw 選手の弱点をチームの強みに変える戦法を取ることもあるので(ブファルの例)、一概に悪いとは言えませんが良くないことも多かったです。

一方でオスカルの交代は甘えを一切許さないものです。ゲームを大局的に見ていることが多く、一瞬なんで?と思う交代も多いですが後々振り返ってみるとなるほどなというものが多いと感じます。

 

特に顕著だったのが0-0の引き分けだったエイバル戦。攻撃面で抜群の出来だったシストちゃんを後半に早々と変えてしまいます。これにはシストも納得がいかず、怒られることに。

しかしネガトラの面を考えると、逆サイドにボールがあるときにシストちゃんは中央に寄り過ぎておりサイドチェンジで執拗にそのスペースを突かれ続けていました。エスクリバであったら、攻撃の旨味を取ってそのまま引っ張ていたように思われますが、オスカルは容赦なく切り捨てます。

結局そのままスコアは動かず痛い引き分けになってしまったのですが、シストちゃんを交代しなければ失点は免れなかったと思います。賛否両論あるかもしれませんが、筆者は負けないための素晴らしい交代だったと考えています。

 

 

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さて、冬の補強ではムリージョ・スモロフ・ブラダリッチが加入。とくにスモロフはCBが苦しい時に蹴りだせる場所の確保に大いに役立っていました。

 

コロナ中断後はシストちゃんのコンディション不良、デニスの復活、ノリートの加入もあってサイドの序列が変化。特にデニスが最初から中に絞らず、幅を取るプレーもしたことはオスカルが意識していたことが伺えます。

 

最終盤は相次ぐ怪我人や連戦による疲労によって全くやりたいサッカーとは程遠い内容でしたが、よく残留したと思います。ここの部分については内容を精査しても何も出てこなさそうなので割愛w

 

ただ一つ気になったのは、べティス戦の采配。ノリートのFKで先制し早めに逃げ切り態勢を敷きましたが、追いつかれて引き分けに終わりました。交代カードを切った後はまともな攻撃が出来ず、狙われていたSBとCBの間や左右に振ってくるべティスの攻撃に対策を取ることも出来ず勝ち点3を逃しました。オスカルも頭を抱えていたことから失敗した自覚はあるようですが、リスクから逃げるリスクもあるということを肝に銘じてもらいたいです笑

 

今季の見どころ!

 

今季は補強こそ控えめなものの、オスカルの色がより濃く出たチーム作りが進んでいます。昨季より縦の意識が強く、空いているスペースを果敢に攻めていきます。特に両SBを上げていくことで攻撃力重視のセルタが戻って来そうです。

 

一方で不安なのは、やはりCB。ムリージョの交渉は開幕に間に合わず。今季は3バックをやるつもりは今のところ全く無いようで、アラウホを軸にアイドゥーとカンテラーノのフォンタンがポジションを争っている状況です。

フォンタンはビルドアップのセンスの良さが魅力ですが、プリメーラの舞台で守備面がどこまで通用するかは未知数なところがあります。一方のアイドゥーは持ち上がりや楔の意識も高く、裏抜けに対するスピードやフィジカルの強さは折り紙付きです。しかし、とにかく凡ミスが多い!www GKがスーペルであればミスを補えそうですが、あいにくルベン様もカトリオの雄猫も長期離脱中orz  ビジャールではやや不安が残る感じです・・・・

とりあえずアイドゥーでいくような気がしますが、どうなるかはまだ分かりません・・・。

 

さらに不安な点は他にも。

プレシーズンでは一度もプリメーラ級のクラブと試合をすることが出来ませんでした・・・。コロナ禍で移動制限がキツく、毎年やってるイタリアのチーム、ブラガやリオ・アヴェといったポルトガルの仲良しクラブなどとの試合は組めませんでした・・・さらにガリシアアストゥリアスで唯一のプリメーラクラブであるため、近所にプリメーラのクラブがいないという・・・(オビエド・ヒホン・ルーゴ早よ上がって来てー!デポルは・・・とりあえずセグンダAに戻るんだ!!

そのため、こちらが押し込む展開が多くビルドアップが厳しく阻害される場面は少なかったと思います。果たして、前プレを果敢にかけられたときにCBは耐えられるのか?そしてSBが下がってきてしまって幅が取れないという事態が繰り返されないのか?

ちょうど1年前にエスクリバを苦しめた問題がやってこないか心配です・・・

 

また、両SBを上げている分のスペース管理も気になるところです。プレシーズンでは前プレを成功させている場面が多かったので大きな問題にはなりませんでしたが、プリメーラのクラブではプレスを空転させられる場面も数多く出てくると思います。

幸いにもタピアのカバー能力は高く活躍してくれそうな気がしますが、流石に一人で横幅一杯を守るのは厳しいところ。どのようなネガトラの工夫を見せるかは注目していきたいですね。

 

今季全体で注目の選手

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やはり、デニス・スアレスブライス・メンデスでしょう。今季は二人ともサイドの選手というよりもインテリオールとしてプレーする場面が増えるのではないかと考えています。昨年は二人ともやや不満な結果に終わりましたが、今季は別のタスクでどのような働きを見せるか注目です。

 

特にデニスはインテリオール採用だと守備面で不安が見られるので、そこの成長に注目したいです。さらにもっと得点に絡んでいけることが出来れば、セルタが残留争いをすることなくシーズンを終えられると思っています。

またブライスはウンスエ時代に力を発揮した右インテリオールでのプレーが増えれば、再びA代表に名を連ねるかもしれません。ヌルヌルのドリブルとタイミングの良い抜け出しを沢山みたいですね。

二人とも、まずは5ゴール5アシストを目指して頑張ってもらいたいです!!

 

 

 

エイバル戦見どころ!!

 

さて、今日の開幕戦ですが乾のエイバルとの一戦となっております。

 

注目ポイントはたくさんあるのですが、試合展開の面ではエイバルの前プレをしのぐか空転させることができるかは試合のカギを握ると思います。

エイバルはメンディリバル監督が無事に契約延長。乏しい戦力ながら6シーズン連続プリメーラに残り続けているエイバルの原動力となっているのは、中央を割らせない果敢で緻密な組織的プレスです。不安の残るセルタCB陣がどれだけ対処できるかで試合の主導権がどちらに渡るかが変わってくると思います。

さらに気を付けたいのはエイバルの特徴である執拗なサイドからのクロス攻撃プリメーラのクラブの中でも屈指のクロス本数を誇るエイバル。セルタが両SBを上げる関係で、そのスペースを突かれる場面は多そうです。クロスを上げられることは必至なので、CBがクロスに対する体の向きを間違えないことがクリーンシートを守るために必須になってくると思います。(そう考えると、フォンタンの出場は厳しいか?)

 

一方でサイド攻撃に対するエイバルの守備は、SB・CBが食いつかず中央を固めることを優先してきます。そのため比較的余裕のある大外からのクロスは上げやすいと思います。

問題はどうやって合わせるかなのですが、ここは新加入のバエサに期待したいと思っています。

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レアル・マドリー・カスティージャからやって来たバエサは左利きの中盤の選手。ライン間でボールを捌くことも得意としていますが、同時に2列目からの飛び出しの意識が高いのが特徴です。プレシーズンマッチでも惜しいシュートを放っていましたし、クロスのターゲットとして意表を突くことに期待しています。CBがアスパスやノリートに気を取られている内にバエサが飛び出してきてズドン!これを期待したいですね。

 

日本人ファンとしては、乾の対面が誰になるのかは気になるところです。オラザ先発が濃厚ですが、調子を戻してきたジュンカも捨てがたいところ。ジュンカのインナーラップはノリートと相性が良さそうですし、なんと言っても乾の元相棒です!ジュンカ対乾が実現したら胸アツですね笑

 

 

4年目の正直?

バエサ以外にも、背番号が入れ替わったアスパス・ノリートの黄金コンビ、再起を図るマジョ、ようやく掴んだ好機を生かしたいビジャール、エイバル戦の今日が26歳の誕生日のバディージョなどなど他にもエイバル戦で注目したい選手はたくさんいるのですが、この人に触れない訳にもいかないので取り上げますw

 

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そうです、トルコのメッシことエムレ・モルです。

 

セルタの選手に対しては山よりも高く海よりも深い愛を注いでいる自負のある、この筆者にでさえ「同情するなら移籍金(カネ)をくれ!!」と叫ばせた、あの男です。

 

参考:セルタの選手を紹介しよーかい! ウィング編 - とあるセルティスタの落書き帳

 

昨季は母国トルコでも見捨てられ、ギリシャ島流しに。そこではさらに酷く完全に無視され戻って来ました・・・買い取りオプションが強制発動する条項がオリンピアコスへの再レンタルにはついていましたが当然発動されるわけがなく()

 

このままビーゴに戻らないと思われましたが、あまりにも買い手がつかず復帰。

 

するとPSMでいきなりスーペルゴラッソ。次の試合でもゴールを決めるなど、見せかけなのか本来持っているのか良く分からない実力を発揮。一部セルティスタを喜ばせるも、今までの罪が重すぎて疑問の目を投げかけられ続けている状況ですw

 

格下相手には元から通用していたため、実力が上がったのかは不明です。

しかしドリブルの合間に小休止を挟むことができる場面が増えており、それが良いプレーに繋がっている印象です。闇雲い突っ込むだけでなく、クロスやSBに預けるプレーが多くなったのは評価して良いポイントだと思っています。

 

課題はプリメーラレベルでどこまで通用するかと、決定的なシュート・パス・クロスを打てるかのキック面、そしてネガトラの継続性になってくると思います。

 

10月6日の市場が閉まるまでに良いプレーが出来なければ真っ先に放り出されると見られており、本人のキャリアにとっても勝負の数試合のうちの一つとなると思います。

 

果たして、当時のクラブ2位の移籍金1300万€の価値を今度こそ見せてくれるのか??

 

予想フォーメーション

現地メディアでは

GK:ビジャール

DF:(左から)オラザ・アラウホ・アイドゥー・マジョ

MF:タピア・ベルトラン・バエサ

FW:ノリート・アスパス・ブライス

の4-3-3ないし4-4-2を予想しているところが多いです。

 

しかし筆者はあえて攻めた予想をw

 

GK:ビジャール

DF:オラザ・フォンタン・アイドゥー・マジョ

MF:タピア・ブライス・バエサ

FW:ノリート・アスパス・モル

のタピアをアンカーに置いた4-3-3で。

 

予想スコアはアスパス・バエサと途中出場のミゲル・ロドリゲスがゴールを決めて3-1でセルタが勝つと予想!

個人的にはデニスとカンテラーノ2003年組のガブリ・ベイガ、ミゲル・ロドリゲスの途中出場に期待したいですね笑

 

 

え、エイバル舐めすぎだって?前プレで最終ラインがバラバラにされて大量失点するって?

 

あると思います。

 

というわけでココまでお読み頂きありがとうございました!!!

(今年は書ききったぜw)

 

果たしてセルタさんの開幕戦は如何に??今日の23:00にまたお会いしましょう!!