セルタの選手を紹介しよーかい! CH編
お次はセントラルミッドフィルダー陣!
ポジションがより守備的な選手(ボランチ)から紹介!
スタニスラフ・ ロボツカ
セルタの心臓といっても過言でもないスロバキア代表のピボーテ。落ち着き溢れるプレーからは考えられないが、まだ23歳。
昨シーズン、デンマークのノアシェランから獲得。プレシーズンからウンスエのバルサ的サッカーの要として活躍。その後はリーガ37試合出場と、まさにチームに欠かせない存在だった。
特徴は運べて、作れて、守れるという三拍子揃った極めて現代的なピボーテであること。ミニモドリッチとか言われる事もある。
機敏さを活かした運ぶドリブルは、相手FW,MFのファーストプレスを切り裂き、一気にアタッキングサードへボールを運んでくれる。また相手のマークをズラし、パスコースを作るのにも一役買っている。
そしてパスを受けた瞬間に体が大きく開き、視野が確保する技術に長けている。そのためパス、ドリブルの選択肢が広い。これは彼の相手の逆を突く力、判断能力を支えている。
ボールを晒すような迂闊なファーストタッチもほとんど見られない。
おかげで、まずボールを奪われる事はない。
もちろんパスも晩品で、アウトサイドでのスルーパス、パス交換からの鋭いサイドチェンジ、ノールックの楔などなど、それだけでお金を払えるものばかり笑
さらに守備は攻撃から守備に切り替わる最も危険なシーンにおいて、抜群の予知能力で相手のファーストパスをカット。カウンターを防ぐだけでなく2次攻撃へ繋いでくれている。
攻撃偏重、カウンター被害率リーグ屈指のセルタにとって非常に貴重な存在。
弱点としてはサイズがない事。それでも体を巧みに使い、大男たちともたくましく戦っている。
今シーズンはセントラルハーフ気味にプレー。新たな新境地を開拓してくれるに違いない。
また去年より攻守に及んで依存度が高いので、離脱したら2.5人分くらい戦力ダウンになりそうである。
昨シーズンの冬季からビッククラブへの移籍の噂が絶えない。インテルに始まり、ナポリ、トッテナム、PSG、などなど。これを受けてセルタのフロント陣は半年ほどで契約更新、違約金を5000万€に爆上げする事に成功。セルタフロント陣にしては珍しく気の利いた対応だった()
将来間違いなくビッグ選手になると筆者は勝手に思っている。
そして今引き抜かれたら、間違いなくセルタが降格する原因になるとも筆者は勝手に思っている。
髪型は母国の英雄ハムシクへのリスペクトなのかモヒカン。ちょっと面白い。
あと、マザンと仲良し。
このスレッドでロボツカのプレーの一つを解説しています。もし良かったらクリックして、見ていってください。
ロボツカの運ぶドリブルが利いてくると、こんなプレーも出てくる。
— Vamos Celeste (@Terracelta1) 2018年8月7日
GKからのボールをCBが受け取り、ビルドアップを始めようという場面。(1枚目)
CBはGKへのバックパスを選択。ロボツカがそのボールを受けに行く。(2枚目) pic.twitter.com/ZgRE8QgTak
ネマニャ・ラドヤ
こちらはセルビア出身の25歳のピボーテ。ベリッソ時代からの守備職人。
特徴はサイズとその守備力。
セルビア人特有のガタイの良さを活かして相手の攻撃をシャットアウトしてくれる。インターセプトの読みもなかなか。ヘディングもそこそこ強い。
ロボツカが来る前は攻撃偏重のセルタにとっては稀有な存在だった。
弱点は攻撃的なパスをなかなか出せない事。足元の技術は確かにあるのだが、ボールを取られるのが怖いのか、なかなか縦パスを出せない。体の向きで相手の逆を突くようなパスもほとんどない。
ベリッソ時代から彼一人にビルドアップを任せるのはしんどく、アウグスト、マルセロ・ディアス、ヴァス、ロボツカなどなどフォロー役が必要。ドブレピボーテ向きと言える。
ただしボールを取られない技術はスゴイ。一昨年のコパデルレイ準決勝、セビージャとの一戦。ライン際で3人に囲まれながらマルセイユロールでブチ抜いて縦パス!ではなくバックパスを出した時は色んな意味で度肝を抜かれた()
プレスに来てた元セルタ、クローン・デリさん(真ん中)もびっくり。Σ(゚Д゚)
一方で攻撃意識が低い訳ではなく、ゴール前には積極的に顔を出してくれる。
昨シーズンはロボツカの台頭もあって出場時間が減少。しかしロボツカへのマークが厳しくなった時に投入すると、ロボツカの窒息を防いでくれる上にチームの守備力も向上。地味だがしっかり仕事をこなしてくれた。
夏に移籍を志願するも決まらず、すごすごビーゴに帰ってきた。未だに宙ぶらりんな状態。
2センターのシステムの採用によりビルドアップのタスクがより難しくなった事に加え、ベルトラン君の獲得もあるので去年より出場機会が減ると思われる。
筆者は早く去就が決まる事を祈っている。
フラン・ベルトラン
今夏、昇格したラージョ・バジェカーノから引き抜いたスペインの超新星。ブスケツの後継者とも言われるほどの逸材。まだ弱冠19歳。筆者は移籍してくるまで全然知らなかった()
数試合を見た感じ、ロボツカに結構近いタイプ。ボディフェイントと機敏さでドリブルをするロボツカより、ファーストタッチで逆を突く事に重きを置いているように感じる。
パスセンスも抜群。素晴らしいフィード、サイドチェンジを見せてくれる。
ロボツカという良いお手本が居るうちに色々学びとって欲しい。
なお、移籍にはひと騒動あった模様。
ベルトラン君は昨年のラージョの昇格の原動力であり要であった。ラージョは契約更新を準備していたものの、ギリギリの段階でベルトラン側から違約金満額が払われる形に!
実はラージョには内緒で、セルタは選手の代理人と交渉を進めていたのである。
これに対し、ラージョ側は激怒。法律、ルール的には問題ないもののマナーとしてどうなの?と批判。セルタと違い、ベティスはクラブを通してベルトラン君獲得を狙っていた事を引き合いに出して、文句をつけていた。
一セルタファンとしてはラージョファンにホントに申し訳ないことをしたなと。
自分でもブライスが勝手に引き抜かれたら怒るだろうし、やり方には不満が残ると思う。
まぁでも、良い買い物だったな(ゲス顔)
イマドキの子らしく、SNSの更新が頻繁。
ここからはより攻撃的な選手!
ブライス・メンデス
カンテラーノ出身のセントラル。去年ブレイクを果たし、昨シーズンの嬉しいサプライズの一つ。正直、中盤より前だったらどこでも活躍出来る貴重なユーティリティプレーヤー。セルタの未来を支える一人。
持ち味はヌルヌル剥がすドリブルと先を読んだパス、ポジショニング。
キック精度も高く、威力は高くないが正確なシュートもグットポイント。
リスク管理にも優れており、無理なパス、ドリブルはしない。カウンターへのケアの意識も高くなって来た。また攻撃の起点になる事も可能で、右サイドを張りつつ中に入ってくる、いわゆるアスパスロールもこなす事が出来る。下手にモルとか出すより、ずっと計算出来る活躍をしてくれる()
昨シーズンは飛躍の年となった。
プレシーズンにアピールに成功すると、トップチームに継続的に招集されるように。最初は先輩達に気を遣ったプレーも多く、物足りない感じがした。しかし徐々に自信をつけると、好プレーを見せ始める。
シーズン中盤からは準レギュラーとして活躍。アスレティック戦では、チームを土壇場で引き分けに持ち込むボレーシュートを決める。これがプリメーラ初ゴールというのは中々。筆者もこのプレーには痺れた。
初ゴール後のパフォーマンス。今シーズンは何度も見たい。
今シーズンはヴァスが抜けたものの、強力なライバル達も出現。開幕戦も間受けからチャンスを作り、惜しいミドルシュートも放っていた。是非とも活躍して欲しい選手の一人である。
またカンテラ愛が強い。シーズン終盤には自ら志願し、トップチームを離脱してまでBチームのセグンダ昇格プレーオフに参戦。セグンダに引き上げる事は叶わなかったが、男前な振る舞いだったと思う。
また最近のインタビューではカンテラーノ達のお手本になりたいとも。頼もしい限りである。
仲の良かった選手としては現エスパニョールのパンダ君こと、ボルハ・イグレシアス。いきなり開幕戦で激突した。
前髪を染めているせいもあり、タテガミがふさふさのライオンみたいだと筆者は内心思っている。
オカイ・ヨクシュル
痺れるアウトサイドパス
今夏加入した新戦力。トルコ国籍の選手。
セルタ待望の長身のセントラル。ロボツカもベルトラン君も、ブライスでさえもサイズがないので活躍が期待できる。
PSMではロボツカと魅惑のビルドアップを披露。2手3手先を読んだプレーと素晴らしいアウトサイドパスでセルタの攻撃を支えた。
しかーし2戦目の途中でハムってしまい、途中交代。支えられないと歩けない感じだったので非常に心配したが、リハビリを頑張り、開幕戦にも召集された。
見方によってはモルのコミュ障を治すためのトルコ人補強とも考えられるが、非常に良い選手。頑張って欲しい。
ワイルド系イケメン。
マティアス・イェンセン
弱冠21歳のデンマーク代表。ロボツカと同じノアシェランから今夏引き抜いた。
(これで2年連続主力をブチ抜く事に。しかもイェンセンはキャプテンを務めていた。おかげでノアシェランはデンマークリーグの平均年齢最年少スタメン記録を更新www)
とにかくイケメン。金髪碧眼で絵に描いたようなイケメン。
ちなみに昨シーズンまでいたセルタのイケメン枠、ダニエル・ヴァスを横に並べるとそっくりである。
ポジションと良い、国籍と言い、完全にヴァスの後釜を連れてきたと言った感じ。おまけに背番号まで同じのを与えたw
7月に負った怪我のせいで、まだプレーは見られていない。育成に優れているノアシェランのキャプテンという事は結構期待できると思う。(モルも一時期レンタルでいたっていう事は内緒🤫)
雨の多いバライードスでは、きっと水も滴るイイ男っぷりを見せつけてくれると思う。
昨年、ホームスタジアムに客が入らなさすぎて罰金を取られた(リーガ史上初)セルタとしては、女性ファンを増やす事にも一役買って欲しい。
写真集が出たら自分も買います()
ホサベト・サンチェス
一昨年の冬にフラムからレンタルしてきたスペイン出身の選手。SDのミニャンブレスがパコ・ヘメス時代のラージョで獲得した事があったのもあり、しょぼくれているところを拾ってきた。
ELとリーガ、国王杯と3つのコンペティションを戦い、疲労と怪我でパツンパツンだったチームを救ってくれた。その後買取。
山口蛍選手をスペイン人風にした顔。
似てない、とは言い切れない微妙な類似www
キック精度がそこそこあるのが特徴。例のシャフタール戦のカブラルの同点ゴールはホサベトのCKから。
2ラインの間でターンして…というよりはゴール前の嗅覚と飛び出しが持ち味と思われる。残念ながらセルタでは中々見られていないのだが…
変態パコ・ヘメスに鍛え上げられただけあって、前プレはお手の物。よく守備にも走ってくれる。
昨年はウンスエ監督のポジショナルプレーに苦戦。2ライン間のプレーをより多く求められて苦しそうだった。
シーズン最終戦にシストが怪我、モルは練習から追放の憂き目に遭っている事を受け、左ウィングで出場すると好プレーを連発。シーズン1の活躍を見せた。
シストちゃんのようにアイソレーションから一人で突破!は見込めないものの、オーバーロード時にパスワークで上手く崩していた。
カウンター時も、アスパスへ質の高いラストパスを供給。守備面でも抜かりなくポジショニング、プレスをかけてくれていたので、嘘のように左サイドが安定。
もしかしたら、ウンスエセルタの左サイドはホサベトが最適解だったのかもしれない。
惜しむらくは、ソレに気づくのがウンスエさんが率いる最終戦だった事。もっと早ければウンスエさんの運命も、今シーズンのセルタの運命も全く違ったかもしれない。
PSMでは2センター採用の影響もあり、ビルドアップのタスクに苦労。やっぱりゴール前の近くでこの選手はプレーさせないとダメである。
開幕戦も召集外。起用するなら左サイドのウィング、もしくは4-2-3-1のトップ下しか無いかなと個人的には思っている。
現セルタには他にいないタイプなので上手に使ってもらいたいが、使う気のないなら早く放出してあげて欲しい。
ちなみに筆者と誕生日が一緒(3月8日)
他にはサッカー監督の反町康治さん、漫画家の水木シゲルさん、小説家の水上勉氏、SKE48の松井珠理奈様、高木ブーがいる。(通称3月9日に一日足りなかった同盟)
ここまでお読み頂きありがとうございました!
次回はお待ちかね(?)のウィング編です!
余談
レミオロメンの三月九日がカラオケの十八番の友人がいるのですが、聴くといつも泣きそうになってしまいます。色んな意味で。(;ω;)
管理人紹介
セルティスタ歴、約4年の若造。セルタを見始めたきっかけはノリートのカットインシュート。以来、ノリート移籍後もセルタの虜になっている。
なおサッカー経験はほとんどないに等しい。
最近はJリーグの盛り上がりに釣られて湘南ベルマーレの試合を見始めるというややミーハーな一面も持っている。因みに湘南ベルマーレを選んだ理由はセルタと同じマンツーマンのハイプレスだったから。
昨年からGwentというマイナーなカードゲームにハマっている。(もしかしたらブログでも取り上げるカモ)腕前はヘタクソ。
ツイッターも最近初めたので、もしよければフォローしていただけると幸いです。